香川県の東端、東かがわ市から始まる新しい旅・観光のカタチ

第2回まちづくり観光塾を開催!

今回のテーマは「モノをつなげてコトを創る! 新しい特産品を考える」。島根県内を中心に各地のまちづくり観光をアドバイスしプロデュースするまちづくり観光研究所の門脇修二主任研究員と、1回目に続いて久保田正義客員研究員、富本一幸研究員が講師を務めました。

門脇さんは自身がプロデュースし、昨年11月15日から販売が始まった「どじょう掬いまんじゅう~イチゴ味~」の開発と商品化の取り組みについて紹介しました。

商品化の舞台となった島根県安来市は県内一のイチゴ生産量を誇るまちですが、その認知度はあまり高くありませんでした。2014年1月、市内の女性たちが安来のイチゴでまちおこしを図ろうと動き始めます。「やすぎいちご女子会」を結成し、安来産のイチゴを「やすぎ縁結びイチゴ」とブランド化。イチゴのピューレなど数十品目を売り出します。市内の道の駅や観光協会の物産コーナーで売り出し、徐々に人気が高まっていきました。

2015年を語呂合わせで「いちごイヤー」とし、さらに安来のイチゴを売り出そうと女子会の皆さんは考えます。安来市の観光プロモーターも務める門脇さんは、どじょう掬いまんじゅうで知られる老舗の菓子メーカー・中浦食品とのコラボレーションを提案します。「地元の特産品と、山陰の銘菓として認知度があるお菓子を真の地元名産としてはどうかと考えました。安来市は、安来節で知られどじょう掬い踊りの本場でもあるので、いい連携だと」。

女子会の皆さんは、さっそく中浦食品にイチゴペーストの使用を打診、中浦食品も乗り気でトントン拍子に話が進みました。門脇さんは「この動きは、たいへん話題性があると思いました。県内でも随一の創業330周年の老舗菓子メーカーと、県下最大のイチゴの生産量の地域がコラボするわけですから」。

試作した「どじょう掬いまんじゅう~イチゴ味~」を松江市の八重垣神社に奉納、その模様は地元新聞社やテレビに大きく採りあげられました。そして11月15日を迎えます。「2015年11月15日というイチゴにこだわった日を発売日としました」と門脇さん。

「地域にコトを創る視点は、ストーリー(ものがたり)はあるかどうか。この場合、安来節という伝統芸能と縁結びの聖地・八重垣神社を加えることで、ものがたりに厚みを持たせました。そして生産地、メーカー、販売店、お客様すべてがハッピーになる“ウィン・ウィン”の関係になるかどうか。そして、当事者が楽しんでいるかどうかが大事です」と門脇さん。これらは「マスコミがニュースとして採用するか、どうか。そこを意識するのがコトを創るという取り組みになります」と話しました。

まちづくり観光塾

ワークショップでは、門脇さんのアドバイスを参考にして、東かがわ市ならではの新しい特産品について考えました。地域のあらゆるモノ、資源を組み合わせてみること。そこで考案した特産品のネーミングを考え、誰に買ってもらうのか、そのためのストーリーは何なのかをまとめていきました。その結果は、まちづくり観光塾の成果として何らかの形で近く発表する予定です。お楽しみに!