香川県の東端、東かがわ市から始まる新しい旅・観光のカタチ

まちづくり観光塾・総括

2015年度、16年度に開講した「まちづくり観光塾」。これまで個々にまちづくり活動に取り組んでいた市民や団体を同一のステージにあげ、観光を手段としたまちづくりの方策について共通認識を深めることを試みてきました。その中で重視したのは、一方的に話を聞くことではなく、塾の中で自ら暮らす地域を見直し、まちに「ある」ものをつなぎ組み合わせ地域の価値を創出するワークショップを開催することでした。

基礎編/マネジメント編ではグループに分かれて「とっておきの場所」「友人知人を連れて行く場所」を挙げ、グループでまとめて観光ルートを考案したり、白地図にポイントを落とし込み来訪者が市内を回遊するコースを想定しました。これらは、東かがわ市を見直すきっかけになり、要所で他地域の取り組みをヒントとして提案。オリジナリティがあり、まちの価値を見える化することを促しました。

応用編/マーケティング編では、自分たちだけで独り善がりに陥りがちなプロダクトアウトだけではなく、道頓堀のイベントでの体験やSNSを使った東かがわ市の価値を発信することでマーケットインによる視座の獲得を目指しました。

いずれもグループやチームによって初めて効果的な取り組みとなり単独ではできないことでもあります。そのため「チーム東かがわ市」としてまちづくり観光を推進していく重要性を強調し、本塾がきっかけとなって東かがわ市における「まちづくり観光プラットフォーム」として永続的に活動していく素地をつくることを図りました。

2年間2期に渡って、まちづくり観光を推進する上で基本的な視座を持ち、東かがわ市をよりよくしたい思いを強く持っている「まちづくり観光プランナー」を24人、東かがわ市のヒト、モノ、コトをつなぎ、市内行われている様々な活動を連携していくスキルを持った「まちづくり観光コーディネーター」を2人輩出することができました。

今後、まちづくり観光コーディネーターおよびプランナーの資格保有者をベースとして観光を手段とした
・住民にとって住みやすいまち
・住民が生き生きとしているまち
・住民が誇りを持って生きているまち
・住民が地域文化を理解し、継承しようとするまち
・外にも開かれている(情報発信)まち
を目指したまちづくりを推進していくことを強く願います。

そして、常時新しい人を受け入れ、様々な連携によって東かがわ市に新しい「なりわい」をつくり、持続的にまちづくり観光の活動に取り組んでいくことが大切です。塾生の中からリーダー格の人が現れ、けん引していっていただきたいと思います。