和三盆
東かがわ市の「ええもん」
サトウキビを原料に江戸時代から続く伝統的な製法で作られる和三盆(わさんぼん)。深みのある上品な甘さが特徴で、干菓子としてそのまま食べても、料理や菓子づくりにも適しています。
市内には「三谷製糖 羽根さぬき本舗」や「ばいこう堂」があり和三盆を使った和洋菓子を販売しています。讚州井筒屋敷では和三盆の型抜き体験をすることができます。
もともと南西諸島だけで栽培されていたサトウキビがなぜ、東かがわ市でも育てられるようになったのか、徳川八代将軍吉宗が糖業を奨励したため高松藩の五代藩主松平頼恭の命により向山周慶によって東かがわ市で砂糖づくりが始まりました。その成功裏には次の逸話があります。四国遍路に訪れた関良介が東かがわで病に倒れたものの、周慶の手あつい看病で無事回復し、そのお礼に薩摩島津藩秘伝の砂糖製造法とともにサトウキビの苗を後日贈ったというもの。和三盆は今も東かがわ市の「ええもん」として親しまれているのです。
和三盆型抜き体験
讚州井筒屋敷では、その粉状の和三盆糖に霧吹きで湿り気を与え、ふるいにかけてダマをなくし、好きな木型につめて取り出て干菓子を作ることができます。できたての和三盆は格別のおいしさです。小さなお子様でも楽しんでいただけます。団体のお客様は一週間前までに要予約。
料金 | 体験料600円 |
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営業時間 | 10-16時 |
定休日 | 水曜日(祝日の場合は営業) |
TEL | 0879-23-8550 |
URL | http://www.idutsuyashiki.com/ |
ばいこう堂和三盆工場見学
江戸時代から続く伝統産業で高級砂糖「和三盆」の工場見学。和三盆の歴史や特徴の説明を聞き、型抜きと箱詰めの作業を見ることができます。現在も手作業で行われる型抜き。職人の作業スピードは見どころです。受入人数は1-25名、所要時間は1時間程度。
料金 | 無料 |
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営業時間 | 予約制 |
定休日 | 土日祝、11~12月 |
TEL | 0879-33-3771 |
URL | http://www.baikodo.com/ |
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